もくじ
ヴィクトリア女王の愛した犬、ポメラニアンとは?
ポメラニアンの祖先犬はスピッツやサモエドと言われています。
もともとは中型犬だった犬種を改良し、小型化され今のサイズになりました。
名前のルーツは、発祥の地である北ドイツのポメラニア地方にちなんで「ポメラニアン」という名前になりました。
ポメラニアンが流行犬種となったきっかけは、17世紀の愛犬家として知られるヴィクトリア女王が愛好し、繁殖したことで拍車がかかり世界的に人気の犬種となりました。今でも多くの国で愛玩犬、ツヴェルク・スピッツ(小さなスピッツ)としてかわいがられています。
わが家のポメラニアンは勇敢で甘えん坊
わが家のポメラニアンは勇敢な反面、甘えん坊な面もあり、いつも私のそばに来て全身をスリスリとこすりつけてきます。
飼い主と一緒にいることを好む犬なので、どこに行っても付いてきます。
それはトイレでも、お風呂でも。まるで火の中、水の中のような言い回しですが、本当にそのとおりで、トイレやお風呂から出てくるまで、その場で待っています。
お留守番の時は一緒に連れて行ってもらおうと好奇心満々で挑んでくるのですが、連れて行ってもらえないと分かればあっさりと諦めます。
その代わり、帰宅時には猛烈にアピールしてくるのですが、そんな時、他の犬の匂いが付いていると大変です。
嫉妬深い一面もあり「ウワキしたでしょ…」という目で、注意深くずっと服を匂って警戒されます。
ですが、そんな一面も愛らしいと感じてしまいます。
ポメラニアンと暮らすうえで気をつけたい病気・けが
わが家のポメラニアンは4頭全員が気管虚脱
この気管虚脱はポメラニアンに限った病気ではありませんが、ポメラニアンは発症する可能性が高いので注意しましょう。
気管虚脱は気管軟骨と言う場所が潰れ、ガチョウのような鳴き声で咳をしたり、ひどい場合にはチアノーゼも見られるようになるなど犬の呼吸器の病気です。
この病気には1~4のグレードがあり、グレード4の場合には外科的手術が必要になります。
グレード1の場合には栄養バランスを整え管理したり、適度な運動とストレス解消で症状を緩和させることができます。
わが家では現在まで4匹のポメラニアンを飼ってきましたが、ほぼ全頭にグレード1の症状が出ていました。
症状が悪化しないようにした予防策としては、適度な運動や食事管理を行っています。
食事管理で適正な体重を守り、また気管に刺激を与えないように散歩のときは、首輪ではなくハーネスタイプを使っています。
おうちの中で服を着せる時も、首元が緩めのタイプを選んで着せるようにしています。そうすることで気管虚脱の症状が落ち着きました。
ポメラニアンと暮らしてみたら~本に載っていないポメラニアンの生態~
ポメラニアンがテレビに突進~勇敢すぎるのも考え物~
テレビを見ているとテレビの中の人物(アナウンサーなど)を見つけ威嚇します。
威嚇だけで終わればよかったのですが、犬が映っている番組では、テレビに突進し激突したこともありました。
本人はケロッとしていましたが、怪我がなくて本当に良かったです。
寝込んだ飼い主にプレゼント~愛情深いポメラニアン~
いつも部屋の中をちょこまかとせわしなく、偵察しているわが家のポメラニアンですが、私が風邪で寝込んでいる時はいつもと違い静かに自分のベッドにいました。
眠りに落ちてしまっていた私が目覚めると、枕元にはポメラニアンのお気に入りのおもちゃとおやつが。
「起きた…?」と言うかのように首を傾げながら寄ってくるポメラニアンに癒されました。
近くに寄ってきておやつが気になるのか、ダラダラと流れるヨダレは気になりましたが、それでも我慢してくれていたなんて、なんて愛情深い犬なのだろうと思いました。
飼い主のこともしっかりと見ているポメラニアン。愛情を与えた分以上に飼い主に幸せを運んでくれますよ。
※本記事はポメラニアンの飼い主さまの体験談を基に当社経営企画部にて編集構成しております。