もくじ
オカメインコとは?~オーストラリア全土で生きるオウム科の鳥~
野生のオカメインコはオーストラリアの乾燥地帯に群れをつくって生息しており、渡り鳥ではないのですが、一箇所に定住はせず餌や水場を求めてオーストラリア全土を移動し生活をしています。
オウム科とインコ科の違い~「冠羽」があるオカメインコはオウム科~
また、『オカメインコ』と名付けられていますが、インコ科ではなくオウム科に属している鳥になります。
インコ科とオウム科の大きな違いは「冠羽(かんう)」と呼ばれる頭の上の長い羽の有無になります。
オウム科:冠羽あり
インコ科:冠羽なし
オカメインコの特徴と性格~多彩なカラーバリエーション~
オカメインコの基本情報
大きさ:30cm
体重:80g〜100g
平均寿命:15〜25年
オカメインコの代表的なカラー
ノーマル
オカメインコの原種
体全体がグレーで顔部分が黄色
ルチノー
体全体が薄黄色
パール
羽の色素が部分的に抜けて水玉模様
パイド
ノーマルの灰色部分がランダムに抜けてまだら模様
ホワイトフェイス
顔と頭が白色でチークパッチがない
オカメインコの特徴~赤く染まった頬(チークパッチ)~
オカメインコといえば、赤く染まった頬(チークパッチ)が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。品種によってチークパッチがない個体もいますが、赤いほっぺで可愛さ倍増です!
オカメインコの性格①~「オカメパニック」には要注意~
オカメインコは、穏やかでおとなしい性格の子が多いです。
また、とても臆病で物音や地震などでパニックを起こしてしまう通称「オカメパニック」になることがあります。
ケージや室内などで飛び回ってしまい、ケージや壁にぶつかってけがをしてしまうことがあるので注意が必要です。
もし、オカメパニックが起きた場合は、まずは飼い主が落ちつき、静かに声をかけ続けてオカメインコが落ち着くのを待ちましょう。
オカメインコの性格②~人懐っこく甘えん坊~
オカメインコは鳥の中でも人懐っこく甘えん坊です。
群れやペアで生活することを好み、飼い主さんの手や肩にのって甘えてきてくれます。
また、とても寂しがり屋な一面もあるので、飼い主さんが見えなくなると大きな声で呼び鳴きをすることもあります。
セキセイインコなどの小型の鳥に比べると中型のオカメインコの鳴き声はとても大きく、ご近所にも鳴き声が聞こえてしまう可能性があります。ご近所トラブルを避けるためにも幼鳥の頃からトレーニングをしておきましょう。
オカメインコの日ごろのお世話とケア
毎日の掃除でオカメインコの健康チェックをしよう
オカメインコのお世話は、ケージをこまめに掃除し常に清潔な状態に保ちましょう。また、水と餌は毎日取り替えてあげることが基本となります。
引き出し式のケージが掃除しやすくおすすめ~オカメインコのケージの選び方~
オカメインコに適したケージは、下部分が引き出し式になっているものが、糞の掃除などが行いやすいためおすすめです。狭すぎるケージの場合、ストレスの原因となってしまうので両羽根を広げてもぶつからない広めのサイズのものを選びましょう。
また、オカメインコは尾羽が長いので奥行きがあることも確認しておきましょう。
オカメインコの温度管理~理想的な環境温度は30度前後~
オカメインコは温暖な地域に生息している鳥なので、理想的な環境温度は30度前後です。
エアコンやペットヒーターなどを使い、オカメインコが快適に過ごせる温度を保ってあげましょう。
水浴びの大切さと注意点~オカメインコの汚れを落としストレス発散にも~
オカメインコにとって水浴びも大切な健康管理の一つです。
羽についた汚れを落とすお風呂としての役割やストレス発散に水浴びを行います。
しかし、水浴びが苦手な子も中にはいるので無理に水浴びをさせないようにしましょう。
水浴びは常温のお水で行いましょう。暑いからといって冷たい水や、汚れがひどいからといってお湯やシャンプーなどは使わないようにしてください。
インコの羽根は水をはじくようにできていて、お湯などを使うと、水がはじかなくなり、皮膚まで濡れてしまい結果的にインコの体を冷やして体調不良となってしまうので注意をしてください。
オカメインコのかかりやすい病気
打撲、骨折
オカメインコは、とても臆病なため、大きな音や地震などでびっくりした時に、パニックを起こしケージや壁にぶつかってけがをしてしまうことがあります。
このような突発的なけがをさせないためにも、大きな物音などをたてないように、注意しましょう。
1日あたりの平均治療費:¥3,452
結膜炎
結膜炎は感染や外傷などでおこります。特にオカメインコは呼吸気疾患に続発して発症することがあります。
1日あたりの平均治療費:¥8,593
風邪
くしゃみや鼻水などを引き起こす鼻腔粘膜の炎症です。
1日あたりの平均治療費:¥6,375
腸炎
カビや細菌などの感染によって発症し、下痢と嘔吐が主な症状としてあらわれます。
1日あたりの平均治療費:¥5,692
毛引き症
主にストレスが原因で自分の羽を引き抜いたり、咬みちぎる行為を毛引き症と言います。
地肌が丸見えの状態になるまで羽を抜いてしまうこともあります。ひどい場合、羽毛だけでなく、地肌まで傷つけてしまうこともあります。(自咬症)
アレルギーや皮膚疾患によって引き起こされている場合もあるので、早めに動物病院を受診しましょう。
多くのインコで見られますが、特に知能が高くて愛情深い、人に懐きやすく内向的な、オカメインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、ヨウム、バタンなどに多いようです。
1日あたりの平均治療費:¥3,510
オカメインコのお支払い例
※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※下記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

- 病名
- 風邪/胃腸炎
- ペット品種
- オカメインコ
- 事故年齢
- 0歳
- 加入プラン
- プレミアム
治療費合計:13,420円
給付率:100% 自己負担率:0%
- 給付事例の詳細はこちら
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保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容 通院1日目 7,205 7,205 0 通院2日目 4,455 4,455 0 通院3日目 1,760 1,760 0 合計 13,420 13,420 0
風邪/胃腸炎のオカメインコが治療のため3日間通院したところ、13,420円の治療費用となりました。当社ペット保険のプリズムペット プレミアムプランに加入していた場合は、全額保険金が支払われ、自己負担は0円です。
オカメインコにおすすめなペット保険のご紹介
ペットは人間より4倍から7倍のスピードで成長していると言われています。
成長のスピードが速いため、たった1日で、症状が急激に悪化してしまうことも!?
また、ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく病気やけがの診療費は、飼い主さまの全額自己負担となってしまいます。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
ペットの何気ない変化を見逃さず、動物病院へ足を運んでいただき、けがや病気の早期発見・早期治療につながりますよう、ペット保険をお役立てください。
監修者プロフィール
獣医師 藤沼 淳也
獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。