もくじ
チンチラとは?
チンチラはげっ歯目チンチラ科に属しており、大きな耳と高密度で滑らかな毛並みが特徴です。
その見た目の可愛らしさからSNSで注目されるようになり、近年ペットショップでもよく見かけるようになりました。
そんな人気急上昇中のチンチラの生態についてご紹介します。
チンチラの特徴と性格
チンチラの特徴
体長:約25~35cm
体重:♂400~600g ♀500~700g
寿命:約10年
ほとんど鳴かず、鳴いたとしても小さい声です。
体臭やうんちの匂いもほとんどないため、どんな住宅でも飼育可能です。
チンチラの主なカラー
グレー
ホワイト
ブラック系
バイオレット
珍しいチンチラの種類
あまり出会うことのできない珍しいチンチラもいます。
長毛種はアンゴラチンチラといい、通常のチンチラよりも毛が長くよりふわふわとしたシルエットになります。
また、毛がクルクルとした巻毛タイプはテディチンチラやロックンなどと呼ばれているチンチラも存在します。
チンチラの性格
警戒心は強いですが、好奇心が旺盛で気になるものがあると興味津々に近づいてきます。
一緒に生活をして慣れてくると飼い主の上に乗ってきたりして甘えてくれるようにもなり、よく懐きます。
チンチラの日ごろのお世話とケア
チンチラの基本的なお世話〜砂浴びが必要〜
チンチラは基本的にケージで飼育します。
チンチラは運動能力が高く、飛んだり跳ねたりするので、ケージはある程度高さのあるものが良いでしょう。
活発な動物なので、ケージ内だけでなくケージから出しお部屋の中をお散歩させる通称「部屋んぽ」もしてあげましょう。
そして、大切なのが砂浴びになります。
チンチラは皮脂腺から「ラノリン」という油が出ています。「ラノリン」が過剰にあると、被毛の汚れや毛玉の原因になります。砂浴びは余分なラノリンや被毛の汚れを落とす効果があります。チンチラにとって砂浴びはお風呂のようなものなので、清潔な砂で毎日砂浴びをさせてあげましょう。
チンチラの部屋んぽ〜ストレス発散をさせよう!~
運動不足解消やストレス発散のために、1日30~60分程度は部屋んぽの時間をつくってあげましょう。
また、飼い主とのコミュニケーションの場でもあるので、おやつをあげたり、撫でたりしてたくさん可愛がってあげましょう。
ただ、構いすぎるのは嫌われてしまうかもしれないのでほどほどに。

<部屋んぽの際に注意すること>
チンチラは好奇心から、なんでもかじってしまうため、誤飲誤食には注意が必要です。また、コード類をかじることで感電してしまう恐れもあります。
隙間に潜り込んだり、高いところに登ったりするのも大好きなので、飼い主の手が届かないところに行ってしまわないようにサークルなどで行動範囲を制限し、安全に部屋んぽができるスペースを確保しましょう。
チンチラは室温管理が大切!〜高温多湿が苦手〜
チンチラは暑さに弱い動物で、高温多湿の環境にいると熱中症になる可能性があります。
適切な温度・湿度は、温度20℃前後、湿度30〜40%と言われています。
チンチラの食事〜主食は牧草!〜
チンチラの主食は牧草です。牧草にはチモシー、アルファルファ、オーツヘイなど、たくさんの種類がありますが、基本的にはチモシーを中心に与えましょう。
牧草を食べることで腸内細菌の働きが活性化し、下痢や便秘の予防につながります。また、不正咬合(ふせいこうごう)の予防にもなります。
牧草では補えない栄養を補うためにペレットも与えましょう。
主食はあくまでも牧草なので、与えるペレットは少量にしましょう。
また、お水は毎日新しいものに交換しましょう。
吊り下げ式の給水器が市販されていますが、お皿からしか飲めない子もいるので、その子に合ったものを用意しましょう。
チンチラのかかりやすい病気
皮膚糸状菌症
真菌(カビ)によって引き起こされる皮膚の感染症です。幼若齢での発症が多く、脱毛やフケなどがみられます。
1日あたりの平均治療費:¥5,610
(※当社保険金請求のうち、治療日が2023年1月1日~2023年12月31日のものの平均)
胃のうっ滞
ストレスや食事などが原因となり胃内容物のうっ滞とガスの貯留がみられます。
1日あたりの平均治療費:¥13,007
(※当社保険金請求のうち、治療日が2023年1月1日~2023年12月31日のものの平均)
チンチラのお支払い例
※過去の当社への保険金請求データをもとに、シミュレーションした事例です。
※下記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。

- 病名
- 胃のうっ滞
- ペット品種
- チンチラ
- 事故年齢
- 4歳
- 加入プラン
- いつでもパックプレミアム
治療費合計:31,640円
給付率:74% 自己負担率:26%
- 給付事例の詳細はこちら
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保険金種類 治療費用 保険金支払額 自己負担 自己負担の内容 通院1日目 11,280 6,000 5,280 補償限度額超過 通院2日目 4,980 4,980 0 通院3日目 6,630 6,000 630 補償限度額超過 通院4日目 4,620 2,310 2,310 フード類 通院5日目 2,480 2,480 0 診断書費用 1,650 1,650 0 合計 31,640 23,420 8,220
胃のうっ滞のチンチラが治療のため5日間通院したところ、31,640円の治療費用となりました。当社ペット保険のプリズムペット プレミアムプランに加入していた場合は、23,420円の保険金が支払われ、自己負担は8,220円です。
チンチラにおすすめなペット保険のご紹介
ペットには人間と違って公的な健康保険制度がなく、病気やけがの診療費は全額飼い主さまの自己負担です。
「ペットは言葉で伝えることが出来ません」
ペットの何気ない変化を見逃さず、動物病院へ足を運んでいただき、けがや病気の早期発見・早期治療につながるよう、ペット保険をお役立てください。
監修者プロフィール
獣医師 藤沼 淳也
獣医学部卒業後、動物病院にて臨床業務に従事。
猫専門病院の院長を経て、現在はより良いペットの生活環境の構築に尽力。